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ミナリのwoosのレビュー・感想・評価

ミナリ(2020年製作の映画)
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ユナイテッドシネマとしまえんにて字幕版を鑑賞。
2021年新作劇場鑑賞15作目。
客席は5割くらい。
テーマ「新天地」

[全体として]
移民として韓国から一獲千金を夢見てアメリカに渡ったある家族の物語。
農業で身を立てようと広大な土地を安く手に入れたが、水捌けが良すぎて土地が乾いてしまい、農作物が枯れてしまうという農業には向かない土地を騙されて買ってしまったがそこで奮闘する家族を描く。
まあ、町山さんもラジオで言っていたが『北の国から』みたいな話。

[良かったところ]
キリスト教とかユダヤ教の話がベースになっているらしいが、そんな知識は詳しい人の評論なり解説なりに任せるとして、口の悪いババアが出てくる映画は大抵面白いので、本作もご多分に漏れず面白かった。
あと、息子デヴィッド役のアラン・キムくんの演技はかなりよかったと思う。特にセリフではなく微妙な表情や仕草などで感情を伝える演技は素晴らしく、劇場でも多くの人が声を出して笑っていた。

[気になったところ]
主人公の本業はアジア人が得意な仕事なんだろう、「ひよこの雄雌選別」なのだが、こないだフランスでその仕事をやってる日本人が月収50万くらい貰ってるってTVでやってたので、その仕事の価値は国によって違うんだろうか?

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小さい話ですがとてもいい話でした。
おすすめです。
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