"見えないより見えた方がいい"
農業での成功を夢見る父親と、安定した生活を望む現実的な母親。両親の価値観のズレに巻き込まれるまだ幼い姉弟。そこに現れる"おばあちゃんらしくない"おばあちゃん。
個人的には奥さんが夫を詰めるシーンがぐっときた。
ストーリーに起伏がなく、一難去ってまた一難な展開が延々と続く。
それでも、どこに植えてもたくましく育つセリのように、強くたくましく生きていく。この家族に幸あれ。
おばあちゃんとデビッドの絆にはキュンとしたかな。
紙飛行機で両親の喧嘩を止めようとする行動がかわいすぎた...
はっきりとした答えは見つからないけれど、生きることそのものが淡々と語られていて心に沁みる作品でした。
町山さんの解説を聞いて、宗教的にもいろいろな意味が込められてるんだ、と。
71本目 / 2021