私は幼いころあまり祖父母と距離が近くなくて、年末年始に会う程度だったので、弟が初めて祖母にあったときの戸惑いとかちょっとした反抗心とかはとても理解できる。
威勢がよくて、娘夫婦を助けるためにはるばるアメリカまで来ることを厭わないような、あの祖母が一体どんな気持ちでゴミを燃やそうと思ったのかとか考えると本当に泣けてくる。走ることを恐れていたあの子が駆け出す瞬間とか、あの夜のあと雑魚寝している家族を見る祖母のまなざしとか、なんでこんなに泣けるのか。
家族って、血が繋がってても理解できないところも多々あったり、喧嘩したりもたくさんあるけど、それでも家族って、何かあっても許しあって迷惑かけあって生きていける共同体なんだなあと感じる。
あの地にたくましくたくさん根付いたミナリ、あの家族の未来の象徴だといい。
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