あぁー これを観て感じたのは不幸こそ幸せになるチャンスなんだなぁと…
逃げそうになるほどの不幸の渦に極めつけの不幸が入って来た!
コレをチャンスと取るか最悪の終わりと取るかだよねぇ
崩壊寸前のこの家族の中でおばあちゃんの存在が良い役割をしていた。
喧嘩ばかりの両親の中、しかも弟は心臓が悪い。でも能天気でおおらかなこのおばあちゃんがやって来て子供たちに暗さを与えない。
ユン・ヨジョン演じるそのおばあちゃんと息子デビットとのやり取りがユーモラスで、淡々としたストーリーを飽きさせないんだ。
そしてそのおばあちゃんの役割は最後の最後でまた大きな役割を果たしてくれちゃって、最後のエンディングに繋がる。
川の字で仲良く寝そべってる家族。それを作ったのはおばあちゃんなんだから。
韓国系移民家族がアメリカ南部にやって来て荒れ果てた農地を開拓するアメリカンドリームみたいな話が思ったより薄い感じがした。1980年代、そこにはもっとアジア系人種差別もあっただろうし、開拓の難しさも色々…時間的な枠のせいなんだろうか。
でもファミリーをテーマだと考えると、なかなか感じるものがあって良かったと思う。