東京プレミア試写会で鑑賞させて頂きました
@スペースFS汐留
水俣病に苦しむ人々と彼らの抗議活動の様子を撮り続けたアメリカ人カメラマン ユージン・スミスの半生をジョニー・デップが演じた作品
ユージン・スミスからの視点だけではなく、当事者、企業側それぞれにきちんと触れられている構成になっていてとてもよかった
また、日本の風景描写もいわゆる "ハリウッド版ジャパン" という感じではなく、しっかり "日本" だったり、キャストも英語が話せる日本人で固めていて、バックグラウンドを大切にしながら作り込んでいるのだなというのが感じられて嬉しくなりました
私の中では ｢過去にこういうことがあったのだな｣ と、あくまで教科書を通して知っていた "過去" でしかなかったけれど、この作品を通して現実を突きつけられて愕然としました
今作を見に行くきっかけは ｢好きな俳優が出ている｣ 等どんな小さなものでいいと思うし、むしろそこから知り、考えていくきっかけになれば、それだけでこの作品の大きな意義になると思います
今も尚苦しむ人がいる中で、過去の出来事として風化させてないためにも、ぜひ多くの人に見てほしい作品
2021.09.23 @ TOHOシネマズ池袋
