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MINAMATAーミナマターのnagaoshanのレビュー・感想・評価

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)
3.8
アンドリュー・レヴィタス監督作品!

伝説の写真家ユージン・スミスからみた日本人…

沖縄決戦をカメラに収め自ら重傷を負ったユージン。
その後自堕落な生活を送っていたところから物語が始まる。
戦争や公害病がきっかけであったけど、
彼が被写体として興味を持った日本人という人々の、大和心や魂をカメラに収めるという事に、とても感謝というか嬉しく思った。

作品はとても映画的な展開や、創作も用いて作られていたのだけど、土本典昭監督のドキュメンタリーの作品も数シーン使用されていたので、監督のリスペクトも感じました。

後半のチッソ本社に乗り込み社長達と対峙するシーンは忠実に再現されてる所もありました。

國村さん演じる社長の、あの何とも言えない苦し紛れの表情は似ていて見事でした(^^)

人殺し会社への怒りに集まった漁師達が、まず工場の事務所に乗り込んで、めちゃくちゃに破壊した事で話し合いがやっと始まった、と語っていたけどやはり興味が湧いてきた人は土本監督の作品群を是非観てもらいたいと思いました。

ユージンの写真集「MINAMATA」を見てみたくなった。

良か映画!
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