ロビン

MINAMATAーミナマターのロビンのレビュー・感想・評価

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)
3.8
水俣病については恥ずかしながら、昔々社会科の授業で習ったぐらいの知識しかなかった。
ウィリアム・ユージン・スミスもそのパ
ートナーのアイリーン・美緒子・スミスのこともほとんど知らずこの作品で知った。

個人的には日本を舞台にした外国映画として、過去に無いぐらいきちんと日本を描いた作品として特出すべきだと思った。
外国映画が日本を描くとんでも日本描写がほとんどなく、しっかりとした違和感のない昭和の日本だった。
それと日本人役も片言の日本語を話すような似非日本人はいなく、ちゃんとした日本人だったのも良かった。
もはや良質の邦画を観てるようだった。

真田広之、加瀬亮、そして國村隼も見事演じ切っていた。
またジョニー・デップとがっぷり四つに組んで、物怖じしない存在感を示す美波が美しく芯の強いを女性アイリーンを熱演して素晴らしかった。

劇中ユージン・スミスがアキコを抱えながら二人きりのシーンが凄く良かった。
あのシーン観ていて涙が自然に溢れ出た。。

とはいえ、水俣病を扱うのも良いけれど、広島と長崎で原爆症で苦しんでる人々のことを忠実に描いて欲しい。
ちゃんとアメリカの作品で!!!
原爆投下による民間人大虐殺は明らかに国際法違反であり、許されない行為だと思っているので。
ロビン

ロビン