62355cinema5

MINAMATAーミナマターの62355cinema5のレビュー・感想・評価

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)
4.0

劇場 No 142
 
80点
「マイダディ」の後にハシゴでしたが
あまりにも衝撃度が大きかったのでこちらを後にして良かった
書き記したいことがとても多くあるのですが
とりあえず現在の雑感をだらだらと記録しておきます
 
かつては一流の写真家だったユージンは
今は酒に溺れた生活を送っていた
そんな彼にある依頼が舞い込んでくる...
それは「水俣にあるチッソ工場が海に流す
有機水銀で苦しんでいる人々を撮影してほしい」というものだった
有害物質に身体を冒された被害者たちの姿を始め
衝撃の光景を前にシャッターを撮り始めるユージンだったが...
 
水俣病の悲惨さを世界に知らしめた
実在の写真家ユージン・スミスと
その妻であるアイリーン・美緒子・スミスの
写真集「MINAMATA」が基になった実話ベースの作品なので
ドキュメンタリーかと見紛うような仕上がり...
一枚の写真は1000の言葉にも値する...という言葉の通りでした
 
闘争に対する住民を弾圧する公権力の横暴さや
企業側からの圧力にもめげずに真実を追い続けたユージン
 
垂れ流され続けた有機水銀の為に内臓や脳までもが
ボロボロになってしまった患者たちや
胎児性の為に生まれつき目が見えず話すことも出来ない
子供たちの姿が衝撃的で水俣病の悲惨さを改めて認識...
水俣病の少女が入浴する写真には言葉を失ってしまいました
 
同時に企業活動の正当性を主張するチッソの社長にも胸糞
社会全体の利益のために犠牲もやむなしというのも単なる傲慢...
社長役の國村隼御大の悪代官ぶりも信憑性がありすぎでしたね
 
また、事実から目を背けずに
真実の報道へと踏み切ったライフ社の英断は天晴れ

視聴者が望むものだけを垂れ流し
時には事実を切り取って歪曲することで
巧みに世論を操作しようとするどこかの国のマスコミに
彼らの爪の垢を煎じて飲ませたかった
 
これはパンフ購入案件と思ったのですが
駐車時間のタイムリミットが迫っていたのであえなく購入を断念
次回劇場を訪れたときに購入する予定です