ダイセロス森本

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。のダイセロス森本のレビュー・感想・評価

4.1
これまでに悪魔に取りつかれて犯罪を犯したと法廷で語られたのは二回、イングランド。今回はそれがアメリカで起こる。
少年に取りついた悪魔を”take me!"と自分の中に呼び寄せてしまった青年がある日知人を22回刺し殺す。
同シリーズの夫妻がこれまた大変な目に遭う一作だが、今回は奥さんが不憫で仕方がなかった。見えてしまうから、向こう側の生き物たちも襲い掛かってくる。
ハラハラするシーンがとても多くて、エンターテイメントとしては最高の出来。これが事実とは思えないので脚色もすごいのだろうが、つながりを見つける、これは「ポゼッション」なのか、それ以外か。
真実に近づくにつれ、被害者も多くなりとても不安な要素が増え、動悸が観客を襲う。
とてもよくできていた!
この夫妻が画面に現れると安心できるのもいい。いつの間にか私はこの夫妻にとてつもない信頼を置いていた。

続編待ってます