BeSi

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。のBeSiのレビュー・感想・評価

4.8
こちらも新作レン(ry
待望のウォーレン夫妻第3弾。夜中の1時に真っ暗な中BluRayで鑑賞しました🥶以下レビュー。

1981年、とある家で悪魔祓いの儀式に立ち会う心霊研究家の夫妻。現場に居合わせた家族の恋人は、その後、家主を刃物で執拗に刺し殺してしまう。悪魔憑きを理由に彼が無罪を主張する中、夫妻は悪魔の存在を証明しようと奔走する。


監督が違えど怖いものは怖い。平常運転です。と言いたいところなんですが、何故この死霊館シリーズがこんなにも評価が高いのかを考えてみると、少し興味深いものがあります。

①実話に基づいている
これは言うまでもないとは思いますが、三部作全てに共通するのが、実話に基づいていること。それにより、カルト的な事象がこの世には存在するという事実を浮き彫りにさせ、観客に前もって不安を与えます。エンドロールで "実際の音声" を流しているのも巧みです。

②普通のホラー映画とは違う怖さ
三部作を通じて悪魔あるいは悪霊に焦点を当てているわけですが、そうすると、何か普通のホラー映画と違うように感じないでしょうか。悪魔によって次々と起こる不可解な事象に、観客は単純な怖さではなく "何が起こっているのかが分からない怖さ" を覚えるんです。悪魔に取り憑かれたことで見た幻覚や制御された自分の身体......人間の理解を超越する怖さが死霊館シリーズには詰まっているんです。


王道の驚かせ演出も然る事乍ら、"悪魔が僕にこうさせた" と供述した殺人犯の背景に起こったことを全て事細かに映し出しているのは本当に凄いと感じます。三部作でウォーレン夫妻を見続けてきた(?)僕としては本作も十分に面白かったと思います。4.8点で良し!借りて良かった...🫠これにて新作全品100円祭り終了です!!
BeSi

BeSi