定番のラブコメではあるが、ゲイ関係のギャグや盲人と犬のシーケンスはかなり笑える所があり、楽しめた作品。
ストーリーは後半ちょっともたついている感じがして、もう少し整理されれば観やすくなったかも。
ちょっと気になったのが、ソフトのパッケージにも某所の解説にも「シティーハンターのスタッフ、キャストが集結」とか書いて煽ってるけど、今作のほうが制作年代が前でしょ。
アニメ原作を見事に実写化したシティーハンターとはジャンル的にも、ギャグセンス的にも全く共通点はない。売るためにヒットした作品の名前を持ってくる姑息な手段はいかがなものか。
まぁ、映画愛を感じられない配給会社の毎度の手口ではある。
でも、ちょっとブラックな笑いとか、ゲイネタは笑えるので気楽に見ることはできる。
でも一番の笑い所は、監督、主演のタレク・ブダリがちょっと板尾創路ってところか。
余談。
作中、ショーケースに並べられたディルドにボカシをかけてたけど、必要か?
他のレビューでも書いたけど、もうこの悪習やめましょうよ。何のためにやっているのかさえもうハッキリしないでしょ。
青少年の育成のため?笑っちゃうよね。
逆に、ボカシがあるといつも思うのだが、大声で「ここに卑猥なものがありますよー-----!!!!」て叫んでいるように見えて、笑いが出てしまう
ま、今作のように、見えても見えなくてもどうでもいいような場面なら、映倫のかましてるギャグとして笑って見過ごせるのだが、作品を左右するような重要な場面でやられると怒り心頭となるわけだ。