世界の探偵たちが、東京・横浜を舞台に、密室殺人や誘拐の謎解きに挑む。資金潤沢であれもこれもと盛り沢山なドタバタド派手な娯楽大作で、お正月にピッタリだった。個人的ピークはしょっぱな。よく知ったる三代目JSBの「Welcome to Tokyo～♪」で長回し的な大乱闘がおっぱじまり、えっ？なになに？これはハイローなの？？？って困惑しつつもすっかり笑顔にさせられてしまったところで、あまりにも冒頭すぎて、以降それ以上アガらなかったのが玉に傷。とは言えツッコミながら笑いながらだいぶ楽しんだ。
日本代表の妻夫木くん。なんであんな中国語ぺらぺらなの？なんで花柄ON花柄が似合うの？聖闘士星矢のクロスをなんであんなに着こなせるの？いつも通りひょうひょうとして楽しそうでスゴイとなった。
チン・フォンの推理力と頭の回転の速さが伝わってくるスタイリッシュな見せ方がイケてた。速いし情報過多だしで、早戻しできる環境で良かった。映画館だったら置いてけぼりくらった可能性ある。東京についても、海外映画で見るトンチキ日本をめっちゃ期待してたのに意外にもかなりちゃんとした日本を見せられた。空港と銭湯はトンチキしてくれてたけど、資金潤沢なせいで渋谷スクランブル交差点のセットとか立派すぎ！！！
今作では主に3ヵ国の俳優たちが切磋琢磨していて、言語の壁を「同時翻訳イヤホン」なるアイテムであっさりクリアし、全員が母国語で喋っていつも通りの演技をしていたかんじで、めっちゃ良いアイデア。（浅野さんだけはいつもの演技ではなかったｗ）
ディクスン・カーの密室ご講義まであったし、東京もがんばって再現してたし、ベースは真面目なシリーズだとお見受けした。1と2も観たい。
エンディングの「コンニチハ東京」がお祭り感ある良い締め。鈴木保奈美がすっごくちゃんと踊ってはったのを目に焼き付けた。
