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ディナー・イン・アメリカのkiuのレビュー・感想・評価

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)
3.5
パンクな青春ラブストーリー映画

そもそもパンクってのは何か?ツンツン頭にトゲトゲスパイク、反社会的で暴力的、抑えきれない若者の熱い衝動の事。そうだね。ヒャッハー@北斗の拳だね!

そんな思春期に誰もが通る第二反抗期、またの名を中二病ですが、今回は外向性中二病と呼んで良いかと。ちなみに内向性中二病が所謂メジャーな“中二病”。右腕とか邪気眼を封じてる奴です。基本、年齢とともに治まって黒歴史として深淵に封じられます。まぁたまにフラッシュバックしますが、顔まくら足バタバタで治ります。

そんな心にヒャッハーを抱えた2人が、めぐり逢い惹かれあうラブストーリーが本作。体は大人、心は子供の不安定な逆コナン君達の、中学生みたいな危うい恋愛にほっこり(?)するかと。

二十歳の設定にしちゃ幼すぎる精神年齢な気がしないでもないけど、抑圧された家庭からの反抗(パンク)って背景なら妥当なのかな?爽やかイメージとは違う、トゲトゲしぃアオハルものとして面白く観れたかな。

おまけ特典映像「fxxkダイジェスト」のセンスも素敵なので是非。
(劇中のFワードシーンを、ひたすらつなげた映像。どんだけファクファク言ってんのよ(笑)。ラストをエモいFで〆るのがイイ)
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