原題: Ma 6-T va crack-er
英題: Crack 6-T
2020年 MyFFF にて鑑賞。
本作のタイトル『俺のシテがやられる』の「シテ」をパリのシテ島だと思い、火災前のノートルダム大聖堂がチラッとでも拝めるのかな?と期待していたのですが全くの勘違いでした(笑)
Ma 6-T = My City で「俺の街」ってことでしょうか?🤔
何故1997年製作のこの作品が記念すべき第10回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルに入っているのか?若者たちの反乱のシーンが2018年から未だ終わることなのないフランス政府への大規模デモ「ジレ・ジョーヌ」を思い起こさせます。
フランス人にとって、デモとは特別なものではなく日常であり自分たちの生活を守るために欠かせないものであるのですよね。警官が移民の若者にこれ以上のことをしたら国に返すぞと脅すシーンがありましたが私たち日本人には馴染みのない理解が難しい移民問題も本作では提起されていたように思います。
ラップはその歌詞が分からない限りあまり聴かないのですが、本作では字幕で一部見ることができました。そこに込められたメッセージを多少なりとも理解することができたかな、という程度ですが…。
字幕を追うのが大変かもしれませんが、エンドクレジットで流れていたラップも字幕を付けて欲しかったです。