ホンのシネマ

あの頃。のホンのシネマのレビュー・感想・評価

あの頃。(2021年製作の映画)
3.4
あややのMVを見て、ハロプロアイドルたちにどハマりした松坂桃李さん演じる主人公と、ハロプロオタクたちの青春物語。

・・・という簡単な一言では終わらない作品でした。
前半はまさにそんな感じですが、後半はちょっと雰囲気が変わってきます。
最後まで彼ららしいというか、結末まで納得のいく形でした。


さて、私自身は実はそこまで夢中になれることが今まであんまりありません。
もちろんアイドルにハマることもなく、有名人と会ったとしても泣いて喜ぶとかそんなことができない性分です。(もちろん、カワイイ!とか、おー!テレビで観る人や!とかは思うのですが……)

なので、ここまで誰かに夢中になれる方々がとても羨ましいのです。
好きなことに対して熱く語り、共有し、一緒に一喜一憂する。
いいなあと、単純に羨ましく思いながら観てしまいました。

そんな私でも『あやや』の可愛さはわかるし、今見てもあのMVは可愛すぎる!
彼女を知らない若い人にも見てもらいたいなあと思うのです。
(今ではすっかりお母さんのようですが、バリバリアイドルしていた頃は、もう突き抜けて“アイドル”ですごかったんです。私はなんでも突き抜けている人が好き)

また、劇中のセリフでちょっとうろ覚えですが、「学生の頃が一番楽しかったなんて嘘だ。今が一番楽しいし、どんどん楽しくなっている」というセリフ、めちゃくちゃいい!
私もまさにずっとそう思っていて、学生時代よりも今の方がずっと楽しくなっているし、大人になってからも趣味を通じてたくさんの年齢職業が違う友達ができて面白い。
そういったことが伝わってきて、いい映画だなあと思いました。
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