アイドルは弱った時にハマりやすい。
まさに主役の松坂桃李(劔さん）があややに落ちる瞬間はそれを具現化した映像で、素晴らしかった。
その後の恋愛研究会の仲間たちとの日々も、自分が過去にアイドルを追いかけてた日々と重なり、共感度がビンビンでした
。各々の理由でアイドルを追いかける距離感が変わっていく様も理解できる。
そして、みんなで歌う名曲「恋ING」は涙無しでは観れない。
劔さんの原作が元なので、ある程度は忠実に描かれてると思いますし、有名オタに似せた人たちのこっそり映ってるのも楽しい。
ただ、石川梨華ちゃんの卒業ライブ観ながらあんな感じになるか？とか、白鯨でのイベントでの女性蔑視の感じとかは観ててきつい。とか、今の劔さんがある程度成功してるの知ってる分、最後に主人公が何となく成功して、あの頃を懐かしみ、愛おしい日々な感じが全然美しくなくね？とか。
コズミン死んで、勝手にあんな嫌なやつに描かれていいのかね？とか不満がいろいろ残る作品ではあった。
