あしからず

キャット・ピープルのあしからずのレビュー・感想・評価

キャット・ピープル(1981年製作の映画)
3.4
1942年版の新解釈リメイク。
オリジナルは古典ホラーだが、こちらはホラー+エロスでナターシャ・キンスキーの美しい肢体を惜しみなく撮っている。

赤い砂が舞う神秘的な導入部やいたる所に肉食獣の像が配置された動物園、悪夢とも現実ともつかない演出。
全体の気だるげな雰囲気が独特だった。

そしてナターシャ・キンスキーの美貌、やばい。ベリショがより危うい色気を醸し出していて、細身だけど艶かしいヌードの吸引力は魔。魔です。ま。
これを言ったらヤバイ人な感じがするけど、私はナターシャのほっぺにある傷跡が可愛いくてたまらなかった。傷跡というか傷が治った跡みたいな感じなんだけど、それが愛しいというか隙のない美貌に映えるというか…。ミロのヴィーナスみたいな…違うか…。とにかくかわいい…

とは言っても正直作品的には断然ジャック・ターナー版が好み。映像表現においても暗闇の演出においても格段にそちらが美しい。
ただラストは少し違ってそこが新解釈。
ちょっと同人誌みたいな終わり方だけどあれも好きだ。
あしからず

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