イスラエル系の母とパレスチナ系の父を持つ、ブルックリン生まれの少年エイブ。12歳。
ヘルボーイの相方の某半魚人ほどではないが複雑な出自である。
両親はエイブの将来を心配して無宗教を選択したが、彼の祖父母と大叔父は事あるごとに食卓を挟んだ "宗教戦争" を始めてしまうのだ。
家族の不和に頭を悩ませるエイブは、ひょんなことから世界各地の味を "フュージョン" させた料理を作るブラジル人のチコと出逢い、彼の厨房を手伝うことになる。
そんなある日、エイブは家族を "フュージョン" させる為の食事会を開くことを思いつくのだが…
終盤は物語の収拾をつけることに縛られてチコ以外の大人の人物造形が雑になっていたのが気になった。
食事会の趣旨を理解せず性懲りもなく口論をおっ始めたかと思えば、エイブが消えた途端しおらしく反省して和解する。そんなに物分かりが良かったらそもそもこんな事態になってませんよねえ🤨