あずみ

エイブのキッチンストーリーのあずみのレビュー・感想・評価

3.0
パレスチナ人の父とイスラエル人の母を持つエイブが両親たちの文化・宗教観からくる対立に悩みながら自らのアイデンティティと向き合い、心の拠り所である料理を学んで家族たちを一つにしようとするが……的な話。

可愛らしいポスターから可愛い話なのかと思ってたら違った。いい映画なんだけどダメージがでかい。(家族のギスギスした空気描写が苦手なため。)

料理や食材が映るシーンは綺麗かつ美味しそうでよかったです。そこが救い。

なんかもう文化・宗教の価値観の相違による家族の対立がしんどすぎて途中ですっごい悲しくなった。子どもが友好への架け橋になるといえば聞こえはいいんだけど、実際は間に立たされた子どもが可哀想すぎない!?
「僕のせいで」「失敗したから」と自分を責めてるシーンがもうつらすぎ。相手を負かすために強い言葉を使い、しかも子どもがいる場で子どものことを引き合いに出す親や祖父母たちに対する苛立ちが募ったね。誰もエイブの気持ちを考えてない……!でもエイブは優しくていい子……!よくこんな子に育ったな。料理という拠り所、そしてチコとの出会いがあって本当によかった……。