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「エイブのキッチンストーリー」に投稿された感想・評価

praline

pralineの感想・評価

3.8
純粋な好奇心と向上心のある素直な少年!
でも彼が興味あることややっていること(SNSなど)を知らない・理由もなく全否定する親…。
そしね家庭環境は二つの文化と信仰で対立してる。
そんな中で両親が離婚の危機。
お前のせいじゃないって言われても、そうとしか聞こえないよね…。

エイブがまっすぐでいい子だからこそ、終始胸が苦しくて切なかった。
でもそういった、重くなりがちな文化の違いの問題や家庭の話を、ポップな映像とキラキラの料理素材の絵で見せてくれるから、そこまで重苦しくなくみられる。
これは監督のセンスだよなと思った。

そんな切なさはありつつも、食文化を大切にしている監督ならではの、大事な人と料理をシェアしたくなる素敵な映画だった!
食映画って分類するにはドラマ寄りだけど、おいしい手作りご飯が食べたくなるよ!
ちょっと大人達がダメすぎる。でも料理美味しそうだしテンポもいいし普通に楽しい感じではある。
mi

miの感想・評価

3.7
東京国際映画祭3本目。
キャンペーンに当選してご招待頂きました(*'ω'*)

かわいいポップなポスターと予告に良い意味で騙されてしまった。SNS風のポップな動画が入ったり、その辺はかわいいなと思う。ルーツが違う家族が一歩も譲らずにぶつかり合うシーンやエイブにまでその火種が飛んでくるのが凄く重くて辛かったし、エイブが子供ながらに料理で家族を繋ぎ止めようと四苦八苦する姿に胸が痛くて、泣いてしまった。キッチンストーリーという邦題はちょっと違うかな〜?エイブの気持ちを大人が汲み取ってくれたから…じゃないかな。思ってた感じと違って、とっても良かったです!
Naoya

Naoyaの感想・評価

2.4
ブルックリン生まれの12歳の少年は、料理を作ることが唯一の心拠りどころで、世界各地の味を掛け合わせた料理を作るブラジル人シェフと出会う。ヒューマンドラマ作。少年の料理への興味や探究心は素敵で、子どもながらの成長があるが、イスラエル系の母とパレスチナ系の父を持つことで、文化や宗教の違い、信仰の違いから、少年の料理への弊害、さらには家族の対立にも発展する様は生々しい内容。少年の純粋さが随所に感じられながらも、少年の心の拠りどころすら危ぶまれ、家族の圧として重く宗教や文化がのしかかる様は痛々しくもある。料理の美味しそうな様や料理工程のビジュアルと、POPさがありつつテーマは根深いものを扱った物語。少年の成長の第一歩、人生の学びを描いた物語になってます。
na

naの感想・評価

4.0
皆それぞれ大切な人や故郷を思うからこそ対立してしまうのがよくわかった。作品のタッチは軽いけど、やはりテーマが重たい。チコが言うように、それでも向き合って行かなければならない。

SNSやインターネットを駆使して物語が進んでいく感じがイマっぽくて新鮮に感じてしまった。(自分だって小学生のときにブログやってたくせに)

エイブ役のノアくんがあまりにキュートだったのでインスタ調べたのですが、撮影当時から2年しか経ってないのにすっかり"大人"になっていて泣いた。。。
第33回東京国際映画祭 特別招待作品。

イスラエル人の母とパレスチナ人の父を持つエイブは、家族の集まりの度に宗教や文化の違いで対立する家族に心を痛めていた。
料理を作るのが好きなエイブは、ある日フュージョン料理を作るブラジル人のシェフのチコと出会います。
対立してる家族を結びつけるのは、フュージョン料理だと感じたエイブは、チコに頼み込み料理を教えてもらうことになります。
自分にしかできない料理で家族を笑顔にしたいというエイブの気持ちに胸が痛くなります。
宗教や文化の違いで起こる問題を解決するのは、難しいけど料理によってほんの少しでも良い方向に向かえば良いなと感じる映画でした。
ラストシーンもなかなか良かったです。
Sachika

Sachikaの感想・評価

3.8
#東京国際映画祭 6本目

イスラエル人の母とパレスチナ人の父、そんな異なったルーツを持つ両親の間に生まれた、料理好きの少年エイブ。
顔を合わせる度に、食事の場でも口論になってしまう家族を、双方の文化をフュージョンした、自身の創作料理の力で繋ぐ。
日本人には馴染みがない宗教問題だからこそ、ぜひ観て考えてほしい作品。

料理を学ぶ少年の、美味しそうな料理が楽しめる作品かと思っていたら、ゴリゴリの宗教問題でとても考えさせられた。
名前ひとつとっても呼び方が違う、食事も祝祭も考え方も、何もかも異なった大人達に挟まれ、双方のアイデンティティの押し付け合いにあうエイブに、心がぎゅっとなる。アーメン!

私も宗教について詳しくないけど、イスラム教とユダヤ教、そしてキリスト教を含めて皮肉ったセリフで、思ったより観客の反応が薄いなあという印象。
私にも、気づけなかった宗教的なセリフがもっとたくさんあるんだろうな。
こういう宗教問題を学んでこなかったツケだなあと反省🙇‍♀️

暗い話だけでなく、SNSの使い方や、料理の色彩やアニメーション、音楽もとてもよかった!
話が重い分、そういう所に明るさがあってちょうどいいのかも。
あとエイブが料理の師匠とする、ブラジル人シェフ・チコとの関係にほっこりしました。

FansVoice様、の招待チケットで鑑賞。
ありがとうございました。

#TIFFJP
baby

babyの感想・評価

4.0
エイブがすごくキュートな映画。
スピード感がとっても速く、
今っぽい作りの中にも、個人の
アイデンティティなどは丁寧に
描いていて、エイブのもどかしさや
苦しい感情と、もがいてる感情が
すごくしっかり観れた気がした。

そして、チコの存在。
エイブにとって影響大きい最高な
存在へとなっていくわけだけど、
そのチコとの関わりも、エイブ自身が
掴みに行ったわけで、何もしなかった
わけではない。
その、ピュアで前に進んでいく
エイブの姿がすごく魅力的に映った。

そんでもってめちゃくちゃお腹空く映画
シェフをみて、キューバサンドが
食べたくなるように
この映画もとにかくお腹を空かせて
観るととんでもない。

友達は選べる家族だからこそ、
自分の選択を。
家族は選べないけど、選べないからこそ
得るものや、わかることもある。
だから大切に。
.

国際映画祭の観賞は拍手も起こる時が
あるから、映画を楽しんだ感じが
して本当に好きだなぁ、、、
その後の大好きな人達とのご飯や
コーヒーの時間も大好き。
nait

naitの感想・評価

3.9
ムスリムとユダヤ人の父と母を持つ主人公エイブくんが、自分の好きな「料理」を通じて成長する様を描く。

ノア・シュナップくんといえば「ストレンジャー・シングス」が有名作。
あちらと違いこちらはだいぶリアル寄り。

お料理映画にハズれなしの法則は本作品も発動していたと思います。出てきた料理はどれもちょー美味しそうなこと!

まあ、でも思っていたよりドラマは重め。
アイデンティティに悩むエイブくんはどーしたって家族の影響からは逃れられない。
家族は選べない。
でもほんのちょっとした料理がわだかまりを消しはしないが、ほぐしてくれるかもしれない。そんなちょっぴりの希望は感じられる作品。

監督の恐らく自伝的要素もあるんでしょうね。東京国際映画祭観賞でしたので、上映前に監督のビデオメッセージが流れました。
Carly

Carlyの感想・評価

3.7
Tiff2020 2作品目

宗教的な問題は日本人のわたしとしては根本を理解するのはとても難しいけれど、それでもイスラエルとパレスチナという二つのワードを聞けばその深刻さは察するに余りある。両親が別の信仰をもっている、というのは12歳の少年にはあまりに過酷な環境のように感じた。まさにあちらをたてればこちらがたたず、みたいな。
そんな彼らを繋ぐのが"料理"だ。食は人の心を動かす、その瞬間を描く物語。
シェフで見たような鮮やかで華やかな料理とはまた違って、特色豊かなそれを見るとわくわくする。食材は何だろう?調理法は?是非ともレシピ本を作ってほしい。(特にチコの屋台レシピ)
どんな状況に追い込まれても彼は家族を嫌いだとは言わなかった、その事がとても印象的だった。家族だから、大事にしたくて、でもその方法が分からなくて。
きっと今この瞬間もどこかの国でこんな風に悩み惑う子どもがいるのだろう。せめてもの救いがありますように、と思わずにはいられない。