わたぼう

泣く子はいねぇがのわたぼうのレビュー・感想・評価

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)
3.7
Filmarksオンライン試写会で鑑賞。仲野太賀の自覚のないダメな感じがとてもよかった。今井に見えることも多かったが…(台車、ティッシュ、おしるこ…etc)

吉岡里帆の疲れきった感じ&呆れた怒りもとてもよかった。キミって言われるの分かる…

(ネタバレ)

浦島太郎のモチーフがやたらと出てくる。竜宮城というキャバクラも然り。主人公だけ時が止まって生きていて、周囲は進んでいたということ。逃げちゃダメだ逃げちゃダメだと14歳のシンジくんでも思うところだが逃げちゃう大人の男の物語。あらゆるシーンで立ち向かうことがない。

二人の演技もいいし、ラストもよかったし、わりと好きだったけど、なんで「なまはげ👹」だったのかがよく分からず。なまはげと主人公の関係もよくわからなかった。もう少し描いたほうが父とのエピソードやラストにも繋がったのではないかと。あえてそこを描いてないのかもだけど。話の根幹がなんなのかが見えなかった。

でも👹があったから、海外の賞が撮れたのかな…。だったらもっと👹に寄るべきだった。海外のひと分からないよね?

ビデオテープのくだりは好きだった(監督の実体験かな?)ので、これから期待したい。
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