2049

トゥモロー・ウォーの2049のレビュー・感想・評価

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)
3.8
 もともと2020年に劇場公開が予定されていたSFアクション大作。冒頭から最小限の説明でサクサク展開される物語は観客を飽きさせず、頭を空っぽにして観るアクション映画としてはとても楽しめる。エイリアンの造形も非常に醜悪かつ不気味であり、最初に登場する階段でのシーンはその動きからモンスターパニック物としての恐怖感も味わえる。エイリアンの射出する棘のようなものが飛び交う戦場描写や、やたら多い爆発シーンもアクション映画好きとしては楽しい限りだ。爆発を背にジャンプする主人公の画がやたら多く、80〜90年代の大味なアクション映画を思い出させる。主演がクリス・プラットということもあって、もしかすると笑いを取りにきてるのでは?と思ってしまうが流石にそんなことはないだろうか。父子VSエイリアンというラストの熱い戦いも楽しさ満載で個人的には久しぶりに良いバカ映画を観たなという印象。
 評論家からの評価は芳しくないようだけど、ここまでタイムパラドックスを無視したり、SF設定の詰めが甘かったりすると当然そうなる、、、現代に戻ってからの展開など酷すぎて驚いたが、そこも80〜90年代のアクション映画を思わせる部分で懐かしさすら感じられる。娘や父との不仲など不要なドラマ部分を削いで2時間以内に納めていたら傑作SFアクションになっていたのでは。
 気になる点もあるが、週末に家族でポップコーンを食べながら観るにはもってこいの映画だと思う。『細かいことはどうでもいいんだよ、観ろこの爆発を!!すげーだろ!!』こういうバカ映画も大好きだ。