このレビューはネタバレを含みます
立川から少し遠征して、初めてのMOVIX昭島へ。折しも大雨に当たり、しかもレイトショーにつき閉門の遅い屋外駐車場だったから、帰りは少し大変だった。
タイムリープ物としては珍しく、ちゃんとループから抜ける話になっていて、そもそもタイムループ自体が前提設定なだけでなく、自分の人生にとって意味があるか、というテーマ、自分の心にとってそれは好ましいものなのか、に集約されていたのが良かった。多くの作品は、タイムリープによって今までの自分の人生や生き方を振り返るという主旨が多かったので、そこに直面して一旦諦めるものの、また最初の疑問に立ち返ると言う構成が新鮮だった。
タイムリープ中の馬鹿騒ぎも楽しいのだけど、その楽しさは翌日には消えてしまうのに記憶には刻まれていて、きちんと心に影響を与えている所がなかなかに深い。
主演の2人が良い。特にサラ役のクリスティン・ミリオティは、ファニーフェイス系ながらコロコロと表情の変わる美人さんで、今後が楽しみな役者さん。
そしてJ・K・シモンズは、出てくるだけでなんか笑ってしまった。執拗に追いかける執念深さと言い、顔も怖いし堂に入っていたw