うっちゃりはちべー

パーム・スプリングスのうっちゃりはちべーのレビュー・感想・評価

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)
3.9
予想していたノリと全然違ってびっくりした。
思ったよりずっとコメディ寄りでオチ含め結構大味なんだけど、ループに囚われたふたりの心情の変化は丁寧な描写でよかったなあ。
いかにもリゾート!という感じの雰囲気もとても楽しい(けど毎日何年もずーーーっとアレだと何も感じなくなるだろうな……)。
ループもので描かれるのは大抵そこから抜け出すためのトライアンドエラーだけど、その先の話は考えたことがなかった。しかも順応するタイプのやつ。
時間の制約はあるけど行ける場所は結構あるし、出来る事もたくさんある。けれどそれを明日には持っていけない。
心折れないサラがカッコよかった。
どうしてもいろんな部分でハッピー・デス・デイを思い出してしまうけど、明るくて緩くて切実で、初夏に観るにはうってつけの良い映画だった。

J・K・シモンズはなんなの笑
初登場時の困惑から終盤のあのしみじみした感じ、好きだったなー。