このレビューはネタバレを含みます
色々と酷すぎて、これは駄作としか言うしか無いレベルの作品だった。
実話がベースと言っておきながら、誰も求めていない展開を繰り広げていく。
あそこまでのCGの演出は求めていなかった。予告の宣伝文句から実話を期待して観に来ているのに、過剰にCGを使われてしまうとフィクション感半端ないし、怖さも激減。
畳み掛ける霊達もただの人間って感じで、全く怖くない。死神みたいな黒服の幽霊?もただのラスボスに過ぎず、どうして主人公についていくのか、何が目的なのかよく分からない。ラストで火花を使って退散させようとして、小道具の傘で身を守れるのは笑える。
そもそも脚本がつまらない。売れない芸人が事故物件に住んで、知名度を上げていく。ただそれだけ。一軒だけでなくて、様々な事故物件に移り住むというこの構成も、特に一貫性がなくて退屈。
コメディーでもホラーでも無い。どちらにも振り切れていなくて、一体何を見せられているんだろうと思った。