ましゅー

ポゼッサーのましゅーのレビュー・感想・評価

ポゼッサー(2020年製作の映画)
4.0
3/13(日)の連続鑑賞2本めが本作でした。

監督は、私の敬愛する監督の一人であるデヴィッド・クローネンバーグの息子 #ブランドンクローネンバーグ との事。
こないだの「ゴーストバスターズ/アフターライフ」といい、もうそういう時代なんですね…😩
.
さておき。
当監督の長編デビュー作「アンチヴァイラル」は実は観てないんですが😫公開当時むちゃくちゃ観たかった作品…。
実はその時は監督が彼で、当然クローネンバーグの息子ということも知らなかったのですが、どうにも私好みの不条理で耽美的な側面もある、スリラーともサスペンスともSFともつかないと思われる内容に惹かれたものでした😅
.
つまりはおおよそ10年越しで、その作品ではないものの熱望していた同監督作品の鑑賞と相成ったわけであります😔
.
.
(以下 公式サイトより抜粋)
恐るべきクローネンバーグ家の遺伝子が現代を嗤う、クリストファー・ノーラン、ドゥニ・ヴィルヌーヴに続く異常すぎる才能が花開くブランドン・クローネンバーグ最新作。
.
本作で描かれているある種異様な世界は、ブランドン・クローネンバーグ個人の脳内に渦巻くイメージをその類まれな才能と技法により映像化したものである。それは観客の精神と肉体に直接働きかけ、確実に傷痕を残しダメージを与える。そして物語の核に触れたとき、どうにもならない戦慄に襲われ、心身の置き所がなくなる。
.
.
殺人を請け負う企業に勤務するベテラン暗殺者のタシャは上司の指令のもと、特殊なデバイスを使って標的に近しい人間の意識に入り込む。そして徐々に人格を乗っ取りターゲットを仕留めたあとは、ホストを自殺に追い込んで“離脱”する。この遠隔殺人システムはすべては速やかに完遂されていたが、あるミッションを機にタシャのなかの何かが狂い始める…。
(以上 引用終わり)
.
.
いやこれ…ヤバいわ…。
すっごい好みだわ…😅
.
のっけから出血・流血おびただしい血まみれの惨劇からスタートして、その真相が特殊な装置を使って人間の意識を支配する暗殺企業(なんだそれ😅?)の仕業だったって衝撃の幕開けで。

しかもその中身、主人公のタシャが、旦那もまだ幼い息子もいるお母さんだなんて…😓
.
いやぁ〜厨二病全開、ノワールよりもドス黒い何やら策謀の匂いがぷんぷんと…😅
.
最初の、コトを済ませたあとの精神状態のチェックでも特に異常が認められなかったってんで、次のミッションに突入するわけですが、そこからどうも怪しさを増していき、タシャの状況がどんどんと悪化していき…
.
.
いやぁ…すごいですねぇ…エグいですね〜…😅

まさかあんなオチに持っていくとは…。
確信犯ですね~実は…。
(え?誰がって?それは観てのお楽しみ😂)
.
そしてまさか序盤の精神状態チェックの工程が、ラストのオチにも繋がっていたなんて…。

あ、ダメ!
これ以上は言えません😅
とにかく成り行きのディテールには触れずに、ストーリーのアウトラインくらいまでをなぞるくらいで観た方が絶対面白くなります😂👍
.
.
うん。
上記のように「アンチヴァイラル」でも醸し出していた、スリラーともサスペンスともSFともつかない、とにかくダークでノワールで、精神に少なからぬ影響を及ぼす描写が、不穏で不安で、好きモノにはたまらないでしょうね〜😂
(私のこと🤣?)
.
私は大変満足しました😁
遡ってデビュー作も観ることをここにお約束します☝️
(すぐには無理なんでいずれ時間の出来た時に…😅)
ましゅー

ましゅー