宣伝のポスターとか映画の雰囲気自体結構古そうだったけど今年の映画なのね。
割引券で無料で観れたのでせっかくと言う事で鑑賞しました。
感想からシンプルに言うと観れて良かったです。
ナレーションやテロップが一部邪魔に感じたり、リアリティに欠ける演技や陳腐に感じる演出、などなど少し微妙に感じ部分はありました。
ですが、スローにじっくり進めていくストーリーテリングは好きな感じだったし、展開が鬱すぎて笑えなくなっていったりしましたが非常に鋭く現実を射抜いていたと思います。
大企業に裁判などでで立ち向かっていくというのが中盤からのストーリーなのですが、希望や成功じゃなく失敗、苦悩、葛藤を主に描いていてそこも好きでした。
実際裁判起こすって結構色んな負担背負う覚悟がいるわけですからね。そこを辛さ多めに描いていたのは良いなと思いました。
人を物のようにこき使って捨てる理不尽がまかり通っちゃう世の中への嫌悪と、それによって被害に遭った人々の訴える姿を見ようとすらしようとしない、自分にも結構嫌気がさして来る映画でした。
かなり憂鬱な気分になる映画でしたが、観れてとても良かったです。