ぐろりあ

MOTHER マザーのぐろりあのレビュー・感想・評価

MOTHER マザー(2020年製作の映画)
3.3
気になっていた作品…
個人的には、わざわざリアルでそのままの現実世界をそのまま見せられる作品には…???と感じるのタイプでして…
「こんな現実見せつけるんならニュースや新聞、ルポルタージュ、ドキュメンタリーあたりで充分目の当たりにしてるから、もういいわぁ〜』と感じるし…
映画には映画にしか出来ない嘘、ファンタジーに中に虚構があるものが好きなんですが…

うん、うん、

この作品は観ていて辛い現実はあるんだけど…。

この作品は子供の存在を通して、はじまる母親というものにズシンと来た

世の中には子供を効果的に利用して利を得ようとする母親は確かに存在する。
自分はどれ程可哀想な母親か…と見事なシチュエーションを演出する親は役所等にはうじゃうじゃいるだろう。
恐らくこうやって生きでいくしかないんだ!…と。
その現実を目の当たりにしている方々がこの作品をみたらがっくり溜息ばかり出るのではないでしょうか?

しかし、いいとか悪いでは答えが出せない親子の絆(?)は言葉を失う説得力がこの作品にはあるかと…。

話は変わるがテーマがこうだから長回し撮影が多く、役者の技量に任される舞台のようなうねりがある。ここがヘタクソだったらコメディにもならない。
なかなか出来ない撮影環境であったのではないか…。
ちょっと疲れたけど、役者の力でみせてくれた一本でした。
ぐろりあ

ぐろりあ