このレビューはネタバレを含みます
重い…。
あらすじには実話を元にしたと書かれていますが、観ていて苦しくなってくる。
いつも健康的な役柄の多い長澤まさみさんが毒親を演じているのが衝撃的でした。
最低な母親。
働かない。
借金をする。
借りた金はパチンコに化ける。
男に見境がない。
子供より男。
何かに依存しないと生きていけない。
自堕落な人間がなまじっか美人に生まれてしまうとこうなるのかな。
男に頼るのが手っ取り早い。
暴力を振るうような男に依存し、男がダメなら息子に頼る。
そして息子もこんな最低の母でも依存してしまう。
子供は親を選んで生まれてくることが出来ない。
生まれた環境でこんなに理不尽な生き方を強いられるとは…。
学校に行っていない。
接する大人と言えば母親とその男だけ。
何が正しいのか教わっていない。
それ故に母親に依存するしかなかった。
母親に言われたことは悪いと分かっていても従わざるを得ない。
愚かで哀れな親子。
唾棄すべき最低の母親。
普通なら自分の知らない事だとしても庇って指示したと言うのが母親ではないだろうか。
そして逆に母を庇う息子。
切なすぎます。
改めて普通の生活をさせてくれた親に感謝した。
