胸クソ悪さだけが後に残る。
まぁ、そう思わせたのなら作り手側としては大成功なんだろうが、中途半端さや二番煎じ感もあり、終始苦痛を伴っての鑑賞だった。
唯一の救いは、ある頼み事を聞き入れてもらえなかった事に対して、再度試みようとした周平を呼び止め秋子が抱きしめた行為。
そこは明確な愛情を示してくれたと思わず嬉しくなったし、母性は少なからずあるんだと安堵しかなかった。
クライマックス。周平から秋子への気持ちを伝えられても眉一つ動かさず微動だに表情を変えない秋子に、
自分の息子=好き勝手に使える道具
そういう意識は死ぬまで変わらないのであろう人の形をした生き物を見た。
個人的な希望としては、大森立嗣監督には
社会の闇を切りとる みたいな作品よりも淡々とした日常の中にあるちょっとした味わい深いユーモア、があふれる作品をもっと撮ってもらいたいです。
ぁー、一刻も早くダー子を鑑賞して”長澤まさみ”上書きしたいです!!!!!
P.S.周平役のお二人の今後の活躍にめちゃくちゃ期待してます!