2014年埼玉県川口市で17歳の少年が起こした祖父母殺人事件をベースに描いた作品。
飽くまで実話ベースのフィクションとして観ても、何故母親があんな人間になってしまったのか?少年は幾らでも逃げるチャンスがあったのに何故逃げなかったのか?等終始わからないことだらけの2時間でした。
特にこの映画も明確な答えをくれる訳ではありません。
それは別に悪い意味では無く、真実は本人達にしかわからないわけで、大森監督も役者達を事件と同じような状況において(例えば実際にしていたというテント生活など)どの様な掛け合いになるか?と言った撮影方法をとったそうです。
ただ児相の夏帆をラストあのように絡めてくるなら、もう少し夏帆パートに比重を置いても良かったのではとも思ったり。