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画家と泥棒のKUBOのレビュー・感想・評価

画家と泥棒(2020年製作の映画)
4.0
今日は MadeGood.Films さんのご好意で、11月9日より劇場公開するドキュメンタリー映画『画家と泥棒』のオンライン試写会に参加させていただきました。

ある日、ギャラリーから白昼堂々、大胆な手口で2点の絵画が盗まれた。作家はバルボア・キシルコワ。この犯人を捕まえるまでの話かと思いきや、犯人はあっさり捕まってしまう。

犯人はカール・ベルティル。8年の刑期を終え出所したカールは、バルボアの望みに応じて、なんと彼女の「絵」のモデルになる!

盗難事件の様子はニュース映像があり、カール出所後からカメラが回っているので、ドキュメンタリーながら劇映画のように時間の流れに沿って物語が進む。

カールは全身にタトゥーを入れたなかなかのいい男。彼をモデルにして描いたバルボアの絵も本当に素晴らしい。

「画家」と「泥棒」という立場を超えて、バルボアとカールは、単なる友人でもなく、恋人でもない、不思議な絆で結ばれていく。

3年間も2人に張り付き、興味深いテーマを掘り下げた、あまり見たことのないタイプのドキュメンタリー。オススメです。
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