Maki

ホース・ガールのMakiのレビュー・感想・評価

ホース・ガール(2020年製作の映画)
3.5
ちょっぴり変わっているけれど心優しい女の子が、夢遊病(?)の症状に苦しみ始め、いつしか精神不安定に陥っていくという物語。

なんだかレビューをうまく書ける気がしないので、また後日編集し直すかもですが...

"自分は祖母のクローンだ"という謎理論を精神科医に力説する主人公がふと
「私も(自分の言動が)おかしいと思う。おかしいと思うけど、私にはそれが現実なの。」と涙ぐんで訴えるシーンに思わずグサリときてしまった。
他人からどう思われようとも、「自分の中での現実」がハッキリ見えているのですよね。支離滅裂な発言の真実がどうであれ、その人の気持ちを理解しようとしないことは残酷なんじゃないかと思ってしまった。
必死で説明しても理解が得られない時、仲の良かった人がそっと離れていく時....とてつもなく辛いだろうと思ったら胸が詰まります。

主人公と一緒に大混乱するし、何が何だかわからない状況が続くので(特に最後は意味不明でした)、結構疲れる。

コミカルなシーンもSFぽい要素もあり、辛いけど比較的見やすいと思います。
Maki

Maki