まりぃくりすてぃ

裏アカのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

裏アカ(2020年製作の映画)
1.1
ブラウンリッチなファーストカット。(ファーストカット加点あり!) シックめな都会と上質めな照明の中に、“意欲的な等身大さ” のいつもいつも迸る瀧内公美を置いたところまでは、極上だった気がする。。 が、公美の脱ぎ癖が空回りし、相方・神尾楓珠のガキ臭さが鼻につきだすと、優秀めな画作りが地平線の彼方へ吹っ飛んだ。まあ、墜落級のツマンナ。独り身だからといって何故 Twitter の露出狂へ? 必然性なきまま自沼にハマっていくみっともなさは、自分探しにも男性向けAVにも女性向けAVにもなってない。第一、私たちに広く見せびらかすほどのカラダか?? 男子は男子で、「何不自由ない人生と生活に飽き飽きしてるんだ!」と喚き散らしたいなら「何らかのPTSDや病気や人格障碍、もしくは虚無」像を最低限魅力的に提示しなきゃいけないのに、楓珠はただ目の前の具体的不快事に腹立ててるようにしか見えず。しかも前髪が無だとイケメン度降下するし。ありきたりなイライラに安直な突出行動を当てる二大キャラ造形(演出も演技も)。どうでもいい人間たちが不満をギャアギャア言い立てるこういう駄作映画に決定的に欠けてるものは、「理想」と「創造性」だ。手ブラとかアップする前に、ボディペインティングにでもハマってみなさい。(よほどの馬鹿を除いて)女性客が共感するわけがないこんな俗悪(しかもツマンナ)脚本は、せめて澤真希と市川知宏を主演させてれば、多少は見れ続ける感じに風吹いたのでは? SUMIREは店員としては爽やかさが足りなすぎて私たちに何ら脅威を与えないし、田中要次はベタ演技をしないかどうか(いつも通り)ハラハラさせた。ラスト付近でスマホが出てきた時、私は7秒後に起こることを500%正確予測。つまりは、私の映画道に必要のない映画。ホッピーの使い方アザトイ。その不潔居酒屋シーン、嫌いだが意外に好きでもある。綺麗な街で全力で働いて、人とも概ね正面づきあいしてて、いろいろ羨ましがられやすい私だけれど、生きていて不満が大変に充満してる。理想が高くて創造性を大切にしてるから。そんな私に、平凡な芸術たちはどうか追いついてね。金だけ持ってる彷徨える商売人たちは、こういうムダ物語とか、五輪とか、くだらない物事に金かけるのをもうやめなよ。公美は、もっと自分を大切にして、脚本選びなさいね。てことで、ファーストカット加点ありダヨ、オメデトゴザイマ!!!!!