このレビューはネタバレを含みます
毒親と共依存
っていう根深く暗いテーマなのに
はじめは軽く、そしてブラックコメディのように進んでいくけれど
どんどんその暗さが明らかになっていく
そして出会った女性と恋に落ちることで離れていく
彼女も母親との関係性に悩んでる
最後まで信じたい気持ちで眠りにつくのは本当に切なくて仕方ない
パラパラと蒔かれた小さな出来事もうまく使って物語が進んでいく
死にそうな人から金をふんだくろうとするとこでもう「離れなさい!そんな両親!」ってなるのだけど、それが死にゆく人には癒しになっているのも唸る
空気感と温度感が素敵な作品で好きでした