チェックメイト

テスラ エジソンが恐れた天才のチェックメイトのレビュー・感想・評価

3.3
デイヴィッド・カンバーバッチのエジソンズゲームとは 随分と趣が違う。
エジソンズゲームほどのストーリー性がなくあっちは交流電源対直流電源を主に(原題も電流戦争)置いていたのに対して本作はテスラの生涯を描いている。

解りやすさを犠牲にしてテスラの人間性を際立だたせるためかすんなりと理解しやすい表現ではない手法があってちょっと?なところがやや眠くなった。

エジソンズゲームのエジソンはとてもいい人なんだけれど本作だとエジソンは俗物、テスラは天才というのが明確に理解できる。
そこは実際に近いのかもしれない。

シンプリーレッドの名曲を歌うテスラとは奇抜なアイデアで、それが成功しているかはやや疑問だけれどイーサン・ホークはテスラの不遇な人生(エジソンとの電流戦争には勝ったがそれが彼の栄誉として華々しく歴史に 記憶されなかった)天才ゆえの他人からやや理解されにくい性格を巧みに演じていてそれなりに良かった。
チェックメイト

チェックメイト