キミシマユウキ

情婦のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

情婦(1957年製作の映画)
4.4
老弁護士のウィルフリッド卿は重病から床から退院し、口うるさい看護師付きで未亡人殺しの事件を担当することになるのだが…

1957年の法定ミステリー映画。
「ミステリーの女王」で有名なアガサクリスティ原作小説の映像化。
アカデミー6部門をノミネートするも受賞は逃す!

な、な、な、な、
な、な、な、な、な、な、な、
なんだこれ!!!!!!!!!!!!
なんだこれええええええ!!
おもしろい!!!!!
約60年前の映画とは思えない!!

と興奮を抑えたところでレビューに戻ろう。
今作は自分と趣味がかなり合い信頼しているユーザーである亜ルパチさんからいつか飲んだ時にオススメしてもらった作品なのだが、クリスマス前に最高のプレゼントを貰った気分だ。
法廷サスペンス&ミステリーというジャンルの映画はそこまで観ていない。そして今作の監督で映画好きなら誰しも通る道であろうビリーワイルダーもよく調べてみれば一作も見たことがなかった完全な素人だが、この作品はオールタイムベストに入ってもおかしくないくらいの衝撃を受けた!
何がすごいかと聞かれても今年公開のスターウォーズ新作のように何も内容を言わずに是非見て欲しい類の作品なのであまり詳しくは説明しない。
要は簡単な法廷サスペンスだ。
誰が嘘をついてるか?
誰が殺人を犯したのか?
あなたは見破ることが出来るか!?
ここまで単純な題材で映像もモノクロなのにここまで惹きつけられる魅力はなんだったんだろうか…単に原作小説のプロットが素晴らしいのも大きいがきっとこの名監督の手腕と俳優陣の演技がマッチングしているいのだろう!法定での弁論シーンや終盤の展開の連続には興奮が抑えきれなかった!

かなり前の作品なので出演陣は全く知らない。
ただ主人公の老弁護士と口うるさい看護婦の軽快なテンポの口論による絶妙なコンビネーションは実生活でも夫婦だったと聞いて納得した。これは映画界に残る名夫婦だ。
容疑者役の俳優も男前でかっこいいと思ったが今作が遺作らしく残念。

いやぁサンタさんは今年のクリスマスプレゼントに

”ビリーワイダー監督との出会い”

をプレゼントしてくれるとはなんて粋なんだ!
この作品。映画好きの皆さんでまだ観ていない人はすぐにでも見るべきだ!


~オマケ~

今日は聖(性)なる夜クリスマスイヴ☆彡
恋人と過ごす方、友人とドンチャン騒ぎする方、仕事をする方、家でゆっくりする方、色々あると思います。

え?僕ですか?

もちろんスターウォーズの4DXですよ!!(3回目)

サンタさん来年は美しい恋人をください。。。。

あ、あと、ビリーワイルダー監督作品のオススメがあったら是非教えてください!

法廷映画好き、サスペンス&ミステリー好き、ビリーワイルダー監督好き、そして映画好きの皆さんにはオススメの作品。