Toineの感想文

情婦のToineの感想文のレビュー・感想・評価

情婦(1957年製作の映画)
4.5
【ミステリーの女王と脚本名匠による超絶コラボレーション】
アガサ・クリスティーの小説「検察側の証人」をビリー・ワイルダー監督が映画化した不屈の名作でございます。
本当に非の打ち所がない映画です。
レビューするのを溜めすぎて細かい描写を忘れてしまったので再鑑賞いたしました。
原作も超面白かったのでもう1度読みたいなー♬

内容には触れない方が良いどんでん返し系作品ですので割愛しますが、まずキャストが素晴らしいです!
何度観てもマレーネ・ディートリッヒ様の男装&美脚にハゲ散らかすわたくしの頭皮。
かっこ良い女性最高です。お声も美しい。
おじいちゃん弁護士役のチャールズ・ロートンさんもお茶目で可愛いくて看護師さんとの夫婦漫才に萌え散らかします(人様のレビューで実際にご夫婦である事を知る)

法廷ものは中だるみというか個人的に途中で飽きてしまうのですが、こちらの作品は随所に小出しのコメディ要素が散りばめられているので最後まで飽きずに楽しめました。
葉巻き、片眼鏡、錠剤など小道具を上手に活用しているのも楽しい!
途中でグダらないようにちゃんと計算されているのが流石ですね。
脚本に気合を入れるで有名なワイルダー監督は私達の期待を裏切りませんでした。