他人事ではない恐怖。
ミステリーかホラーを観ているような感覚だった。多分今年ベストになると思う。本当に素晴らしかった。
リビングに娘の夫と名乗る男がいる。結婚して10年が経つらしい。新しい恋人とパリで暮らすと聞いたのは昨日なのに。
観る前はピンと来なかった「認知症の擬似体験」の意味が最初に分かる瞬間、度肝を抜かれた。記憶がごっそり抜け落ちて混濁していく恐怖が構成、映像、音楽、美術、全てで描かれてた。
アンソニー・ホプキンスの演技には今ヤバイものを見ている、、の鳥肌が止まらなかった。介護する側ではなくされる側の苛立ち、痛み、孤独。ただただ圧倒される。おじいちゃんに会いたくなった。
あとすごく可愛かった何てチャーミングなんだ〜〜!タップダンスもう一回観たいなと思ってYouTubeで探してたらまさかのラストシーン出てきてまた号泣するハメになった。
"すべての葉を失っていくようだ"