snatch

ファーザーのsnatchのレビュー・感想・評価

ファーザー(2020年製作の映画)
4.0
興味深い作り方
認知症が日々変化進行していく、朝目覚めるとここは…家…一体どこだ…あそこにいるのは…アンか、ローラ、いやルーシーか、誰だ…私は…
認知症になった人の今まで当たり前だった事が認識できなくなって、出来ていた事が出来なくなっていく一日一日、妄想や幻覚幻聴は、こんな感じなのかも…って擬似体験していく…

父と娘👥
認知症になったアンソニーの不安 混乱 恐怖 悲しみ、また娘アンの驚きと心配 絶望悲観…とに暮れるが裏打ちされている父親への愛情、このふたりの感情が混ぜこぜになっていく…元となった演劇がそのまま映像になったような映画だが、この感情も正に現実なんだなと思う。時間の通りには進んでいかない、時計の針がぐにゃりと曲がっている。

認知症に全く接したことがない人が見ると、この圧縮した97分間の映画を目撃すると衝撃かもしれない。でも、これは自分自身、家族、友人、同僚にも訪れるかもしれないのでとても身近な人たちのお話しでもある。

あと、私はたとえ記憶は失っていっても、歳を重ねた人々は葉が生い茂る大樹だと思っている🌲
私の両親が認知症の症状が見え始めたら、明るくいつもと変わらないように心がけて、大丈夫心配しないで大丈夫!と声かけたいとは思っている…私もそうして欲しいから🙂