皆さんの感想には現代パートに現実感が無い、登場人物に共感出来ないなど、それらには反論の余地がありません。でも自分が本作品や、山田洋次監督作品を嫌いになれないのは、過去パートの素晴らしさのせいなのか、監督が産み出してきた数々の傑作のせいなのかは分かりません。
今回、リリー·フランキーと野田洋次郎と北川景子が光っていました。そして過去と現代の時の流れを描くことに意味があったのでしょうが、日本映画界が元気だった頃の、あの時代で完結する物語が観たいです(「キネマの天地」「ダウンタウンヒーローズ」みたいな)。それも十分意味があることだと思います。前田旺志郎はもちろんいい感じでしたが、お兄ちゃんの航基が見付けられませんでした。
それと 本作品は初見より二回目の方が ズーッといい感じでした。
