サッカーと映画観るのがすき

ライド・ライク・ア・ガールのサッカーと映画観るのがすきのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

実話である。
10人兄弟で、うち8人がジョッキー、競走馬飼育・育成が家業の競馬一家。
主人公は末っ娘で、一つ上の兄はダウン症を患っているが一番の友であり理解者。
母を幼少期に亡くし、レース中の事故で姉も亡くしている。
男社会の競馬世界の中で、幼少から育んだ騎乗センスと持ち前の負けん気で奮闘するも、落馬事故で全身麻痺の再起不能状態に…
が、鋼の意思と家族・仲間の支えで奇跡の復帰を果たし、遂にはオーストラリア随一のG1レース(日本なら天皇賞にあたるかな)に女性ジョッキーとして初めて優勝する。しかもダウン症の兄が手塩にかけた馬に騎乗して。

ふざけんな!w
競馬好きだし、スポ根好きだし、こんなん泣くに決まってんだろーが!w
のはずが…爽やかな感動はありつつもわりと冷静に観れてしまった。
ちょっと期待値をあげすぎました。ここでの皆さんのレビューも絶賛揃いだったので… グショグショに鼻水たらして泣く心づもりで劇場に臨んだので、正直残念 w

ですが、よい作品であることは間違いないです。
↑に書いたとおり、真実は小説より奇なり。実話とは思えないほど設定・プロットが完璧です。で、馬をふくめた演者もみな素晴らしかった。
ただ…このプロット、ストーリーだけに、もうちょっと盛るとこは盛って演出してくれて良かったんじゃないかと思う。尺短いし。
個人的にはそれされたら、鼻水ダラダラのグショグショだったと思うwww
とはいえ実話であるからこそ、この若干淡々とした展開が良かったのかもしれないし、なんとも言えんけど…

観賞後、ひとつ凄いことを知りました!
ダウン症の兄はご本人自ら演じてたのですね!
素晴らしい演技でした!まさかの隠れた才能です!!!