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グリーンランドー地球最後の2日間ーのdm10foreverのレビュー・感想・評価

3.8
【サノスの指パッチン】

言ってしまえば「ディープインパクト」の現代風アップデート版のような作品。
しかし、そこに我らがレオニダス王ことジェラルド・バトラーが主演ということもあって、アクションのスケールは結構ハードになっている印象。

個人的な印象なんだけど、ジェラルド・バトラーには「元学者」とか「~専門家」みたいなインテリジェンスな「箔(はく)」をつけるのではなく、軍人や肉体労働系のような「土の匂いのする役」のほうが凄みがあって好き。
今作では高層ビルの設計者っていう役どころではあったけど殆ど関係なかったし・・。

作品の価値として考えれば映像や音響の迫力は劇場案件であることに間違いはない。
ただ、如何せん「設定」や「背景」には驚くほど既視感が漂っていて、「これって、何だかありがちなプロットだよな~」っていうところで、早々にB級感を感じてしまう方も多いかもしれない。
その辺はもうちょっと捻りがあってもよかったかもな~。

展開的にはタイトルからもある程度想像がつくように、地球は相当ヤバい事になります。
でも、ジェラルド・バトラーが主演である時点でどうにかなりそうな予感はプンプンと匂う。
ディザスタームービーである以上、主人公をある程度ヒロイックに描かないとお話が最後まで到達出来ないので、そういった意味では多少の無理は想定の範囲内(ここにつまずくと、ディザスタームービーはツッコミ所しかなくなる)。
そういった意味では、良くも悪くも期待通りと言えるのかもしれない。

そんなこんな書いてますがキライじゃないです。と言うか、結構好きかも😁

大体は想像できる内容ではあると思いますが、一応エチケットとして続きはネタバレフィルターかけます。
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