あるライブハウスの火災事故をきっかけに露呈した医療体制の腐敗を告発し断罪していく果敢なジャーナリストたちの姿はドキュメンタリーじゃなく本当の映画のよう。
手に汗握る展開だけど、他人事とは思えない現実もまた描かれる。選挙前に観てよかった&観てほしい傑作。
事実がフィクションよりも幾重にもぶっとんでいる衝撃や、記者たちがあらゆる関係者から情報を集める様子はリアル『スポットライト 世紀のスクープ』じゃんと思いながら観ていた。
メディアが権力に屈すると国家は国民を虐げはじめるという言葉が耳に焼き付く。圧倒されるジャーナリズム精神。
けれどどれだけジャーナリストたちが、そして政府側の人間たちが手を尽くしても、国民に伝わらなくては意味がない。
思考停止に陥らず、興味関心を失わず、声を上げる人たちの声を聞き、国民一人一人が立ち上がってくれなくては。
正しい行いのためには投票が必要なのだ。マジで私たちは選挙に行こう。