ライブハウス「コレクティブ」で発生した火事によって搬送された患者が一定期間の後に次々と死亡する事件を起点に明るみになった国家、行政の腐敗に立ち向かう人を描いたドキュメンタリー。
システムが不完全で汚職がまかり通る世界で何が起こるのか、ということを教えてるれるとてもためになる映画だった。
そしてまた、そういった世界でも、立ち上がる人がいることも教えてくれる。
特に、後半の保険担当大臣の、最初は大丈夫かなこの人っ感じの印象から、どんどん信用できる人になっていく流れがよかった。
というかこんな場面にカメラがいることがすごい、というシーンの連続。
最後の結末も、ああ選挙ってそういう制度だよね〜、となる。
結果、また返り咲いたらしいけど。
昔ルーマニアの人と話したときに、まだチャウシェスクの時代のほうがマシだった、と言っていたことを思い出した。
ジャーナリストのシャツのセンスが気になった。