猫

スプリーの猫のレビュー・感想・評価

スプリー(2020年製作の映画)
2.9
題名は乗り合いタクシー?の事。
ジェットコースタースリラー?
怖さより不愉快さが上回る。
怖いと言うならば、彼の行動ではなく思考。
空っぽの頭?誰か栄養を与えてあげて。
と、皮肉りたくなる話。
YouTubeは ほぼ観ない、
Twitterのいいね数は、そりゃ多ければ嬉しいけれど、
それを目的として呟いてる訳でもない私は、
それに振り回される、それが最大の価値だと脅迫的に思ってる主人公には、
全く共感はしない。
けれど、多分確かに
ここまでではないだろうけど
そういう“思考”は増えてる気がする。
Twitterと違って顔をさらけ出してるから
それなりの覚悟は有るだろうから
自制心は働く……という話でないのが
この映画のミソ。
さらに最後に出てくる彼女の華麗なる変わり身、、、、
実はそれが一番の不条理さ=怖さだったかも。
ともかく、彼の思考に吐き気。
単なる道具にしてしまう、この行為に吐き気。
唯一、救われるのが
これがフィクションだと分かっていること……

テンポが良くて、それなりに面白い
(とは言いたくないけど)
主人公、ちょっと可愛いし、苦笑。
願わくばこういう社会になりませんように。
これはネット社会の功罪?

追記:
私の感想、観ない方がいいよ、って事じゃなく。
この映画は
痛烈な皮肉を描いてるので
そういう意味で
面白いです。
反面教師として観るべき、かな……。
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