綾

ライムライトの綾のレビュー・感想・評価

ライムライト(1952年製作の映画)
5.0
すごかったなあ… チャップリンが伝えたかったであろうメッセージが、めいっぱい詰め込まれていて。言葉の宝石箱やった。

幸福ってなんやろう。生きるってなんやろう。愛ってなんやろう。憐みや同情と、どうちがうんやろう…

…どうしよう。やっぱり何も分からんままやなあ… チャップリンがあんなにいっぱいヒントをくれたのに。色んなことをぐるぐる考えながら観ていたのに。きっと、自分で見つけ出さないとだめなんやろうな、と思う。

お酒を呑んでしまうカルヴェロ。脚が動かなくなってしまうテリー。誰に対しても気安く「わかる」なんて言いたくないけど、やっぱり、わかるなあって。その本当のところは、当人にしかわからないんやけどね。それでも。

気持ちが上手く纏まらない。必ずまた観たい。でも次は、もう少し自分自身の経験を重ねてから。
綾