ライムライトの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「ライムライト」に投稿された感想・評価

チャップリンが故郷ロンドンに捧げた自叙伝的な作品。幼い頃から見てきた喜劇スターの盛衰がヒントになっているのだとか。
そして名台詞が多いのもこの作品の特徴ではないでしょうか。
「人生に必要なのは、勇気と想像力……」と言って、「それに少しのお金もね」と付け加えるところが、たんに格言で終わらせないチャップリンのリアルがあると思います。
「人生は意味じゃない、欲望だ。欲望があるからバラは美しく咲き、岩はがっしりと踏ん張る」とテリーを励ますと今度は「とにかくバラはバラでしかない。こりゃ名言だな」と言う。こうして自分の言葉を茶化すところに理屈っぽくなった自分を笑う喜劇役者の哀愁が感じられます。
自分が姿を消して若い世代に譲ること、「それが進歩だ」と言いながらもう一度舞台で花を咲かせたいと願う。舞台を嫌いと言いながら「血も嫌いだが、自分の身体の中に流れている」そしてサクラの喝采のなか、「あれはサクラではない」と言う役者としての業。
こうしたセリフの数々は哀愁とユーモアに満ちた言葉ではないでしょうか。
「死とともに避けられないことがある。それは生きることだ」という「生きること」に対して揺るがないチャップリンの人間感がこの作品の中に貫かれていると思います。

さて、本作にはもう一つたまらないシーンが。それはバスター・キートンが共演していること。二人の共演はもう歴史的な場面と言って過言ではないと思います。
チャップリンが長編映画で初めて素顔を出した作品で、同時にアメリカでの最後の作品となった。(62歳)
喜劇というよりも、ヒューマン系の感動作。
自殺をしようとしたバレリーナを助ける落ちぶれたコメディアン、逆にそのバレリーナから助けられるコメディアン。話しの節々に人生の哲学的な物が散りばめられている。
2時間ちょっとと長いのでもう少し短かければより良かったと思う。
初めてのチャップリン映画だったが予想外に良かった。

名言

①「(人生の)戦いに疲れた」という彼女に『自分と戦うからだよ。諦めてはいけない。幸福のための戦いは美しい。幸福は実在しているよ。

②(自分の頭を指さしながら)これが最高のオモチャだ。すべての幸福の秘密がある』

③『生きて、苦しんで、楽しめ。
人生は美しくてすばらしいんだ』

※ライムライトとは
スポットライトと同義語
「注目の的」
『街の灯』で初めてのチャップリン映画を観てからの2作目。もう、チャップリンに夢中。言葉にならない、感無量。
フィリス馬鹿野郎この野郎!
あぺ

あぺの感想・評価

4.7
映画の中の舞台ってなんでこんなに面白いんだろうなー 2年後に撮られた『フレンチカンカン』は本作の舞台演出に勢いと色が付け足されたってことなのか
わこ

わこの感想・評価

4.0
好きな小説に出てきて、大学で観て、はじめての白黒映画で素敵やったなぁって思い出した。けど、ふわっとしたせつない?印象しか残ってないから、もう一度見返したい。