段違いに過保護な母親と戦う娘の映画。
実際の車椅子ユーザーが演じているということもあって、車椅子捌きがお見事。途中の知恵を絞り、文字通り体を張った一大スペクタクルはかなりハラハラしてしまった。これは全編そうだけど、車椅子での生活を強いられているからこその苦難が常にまとわりついてるので、とてもいたたまれない気持ちになる。
｢search／サーチ｣もそうだったけど、後半に事実がどんどん畳み掛けてくる感じがねぇ。ゾワゾワっとなって堪らんですよ。あんなに便利に見えた家が後半では監獄のように見えるというのも上手いなぁと。この母親が単なる｢毒親｣ではないことも大きいと思った。話の落とし方も納得。
それにしてもどんな生活してたらこんなおっかない話を思いつくんだ…と思ったものの、日本でも実際にある話と知り驚愕。
