ぬまつ

RUN/ランのぬまつのレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
3.0
アニーシュ・チャガンティだかアスガー・ファルハディだかごっちゃになってしまいますが、前作「search」が大好きなので、劇場はスルーしましたが鑑賞しました。

なので、前作が斬新すぎたために、今作は普通に感じでしまって、微妙でした。
あまりバトルに緊迫感がありませんでした。
で母親の動機もよくわからないし、ゼロから急に確信したように疑い始める娘もよくわからない。

母親の背中は何なんだろう、と思って、オープニングでも不自然に背中に汗かいてた人いたから、それと繋がってるのかなと思ったけど、それこそオープニングの汗は何の意味も持たない普通の汗だったのだろうか。

2人以外での主な登場人物は、薬局のおばちゃんと、車のおっちゃんと、ナースぐらい。
おっちゃんはいいヤツでしたね。刺されるかと思ってビクビクしました。ビクビクしました。
大事なことなので2回言いました。

「search」ファンとしては、嬉しい"キャスト"が2人いました。
1人はまぁ気づくだろうけど、もう1人は、気づきにくいというか、気づいても確信を持てないというか、気づけた自分が嬉しいというか、冷静に考えたら単純な仕掛けだったというか。
粋な計らいでしたね。

議論を呼んでいるラストについては、うむ、別に面白くはなかったかな。

母親は何を考えているのだろう。自分が何をやっているのかもよくわかっていないのだろうか。その謎さが一番のホラーでした。
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